Q. ベンチャー支配人に応募したきっかけは?
義生さん:私たちは大学の競技ダンス部で出会い、私は卒業後プロのダンサーとして活動していました。将来は独立して自分たちのスタジオを持ちたいという夢はありましたが、その道のりは順調ではありませんでした。
志乃さん:私は大学卒業後、地元仙台の大手通信会社でサービス業に就いていました。仕事は楽しかったのですが、もっとお客様と深く長い関係を築きたいと思い、3年半で退職。その後、栃木で活動していた主人のスタジオに合流しました。
義生さん:しかし、そのスタジオが経営不振に陥ってしまったんです。さらに追い打ちをかけたのが、2011年の東日本大震災でした。経営は立ち行かなくなり、転職しようにも、私たちには資金も経営ノウハウもない。「二人とも、もう道がないな」という八方塞がりの状態でした。
志乃さん:そんな時、主人がスーパーホテルの「Super Dream Project」を見つけてきたんです。道が閉ざされていたからこそ、不安よりも「面白そう」という気持ちが勝りました。「二人で働ける」「経営が学べる」「資金が貯まる」。ダンスもホテルも同じサービス業ですし、私たちの夢を叶えるにはこれ以上ない道だと思い、応募を決めました。