スーパーホテルを卒業後、貯まった資金で青森に「麦酒喝采」という焼き鳥屋を開きました。お店はオープン直後から大盛況。その後、盛岡への移転で店を閉じるまで客足が途絶えることはありませんでした。飲食業界はまったくの未経験。そんな私がお店を繁盛させることができたのは、スーパーホテルでの経験があったからこそ。スタッフのマネジメントをはじめとする運営ノウハウがあったおかげで、経験のない料理に全力を注ぐことができたんです。
スーパーホテルで支配人を務めていたときから、卒業後のことは意識しながら行動をしていました。例えば、通常よりも多くのアルバイトスタッフを雇っていたのも、今後を見据えてのこと。お金よりも得られるノウハウに価値を感じ、人件費は度外視でサービスやマネジメントに力を注ぎました。結果、貯金額は2000万円には届きませんでしたが、あのとき学びを優先して良かったと心から思います。